もくじ
良い口ぐせを発する子は伸びる
長年、多くの子供たちを見てきて痛感することがあります。それは、良い口ぐせを発する子は伸びる、ということです。
例えば、何かを教えた時や、少し難しいことに挑戦させようとした時。
「え~、無理です」
と言う子と
「とにかく一回やってみます」
と言う子。
後者の子の方が確実に伸びます。
あるいは
「こんなの全部できないよ~」
と言う子と
「前回より1問でも多くできるように頑張ろう」
と言う子。
後ろ向きな、マイナス思考の口ぐせのある子よりも
前向きな、プラス思考の口ぐせのある子の方が確実に伸びます。
口癖は意識を変える
口ぐせは意識を変えます。
大人になると意識を変えることで、口ぐせを意識的に変えるということが可能ですが、子供の場合は無自覚に言葉を口にすることも多いものです。その無自覚に発した言葉が口ぐせになり、そこから意識が生まれるのです。では、その口ぐせはどこから来ているか。
先生だったり親だったりの大人です。子供たちは大人の真似をしたがる場合が多いですし、そうでないように見えても、少なくとも思春期までは大人の言動を取り入れます。ですから、普段一番接する時間の長い親や学校の先生は、マイナスよりもプラスに目を向け、子供たちに接し、言葉をかけてあげて欲しいと思います。間違っても、他の人の悪口を言ったり、批判ばかりしないこと。そういった口ぐせは確実に子供に伝染します。
意識は行動を変える
意識は行動を変えます。
冒頭の例で言えば、「こんなの全部できないよ~」と言う子より、「前回より1問でも多くできるように頑張ろう」という子の方が集中して練習に取り組みます。意識の違いが練習への取り組み方、行動を変えるのです。一回一回の練習の成果は本当に小さな小さなものですし、上手にできない時や調子の悪い時も当然あります。すぐに目に見えるものでもありませんし、もしかしたら下手になってるかも、と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、良い意識を持てていれば、こうした小さいことをしっかりと積み重ねることができ、結果が変わってくるのです。
私はそういった生徒を何人も見てきました。ある日突然、実力が伸びる生徒も何人もいました。そして、「ある日突然の上達」は普段の練習への取り組みがしっかりしていないとやってこないのです。
行動は人生を変える
行動は人生を変えます。そろばんの場合は練習への取り組み方が結果を変えるということになりますが、行動は色々な取り組みの結果を変えます。こうしたことは大げさではなく人生を変えることに繋がります。
一つひとつの結果で環境が変わってきたり、交友関係が変わったりします。良い行動は、お互いをより高めあえる人との出会いも増えるでしょう。
愚痴ばかり言ってる人や批判ばかりしている人には人は集まってきません。逆にプラス思考の人、そういう行動ができる人は、困った時に人が手を差し伸べてくれたり、助けてくれる人が出てきます。良い言動は人間関係を豊かにするのです。
たかが口ぐせ、されど口ぐせ
たかが口ぐせ、されど口ぐせ。子供たちの口ぐせが良いものになるよう、私達講師も子供たちに接して参ります。
