もくじ
検定試験について
当サイトでも明記してある通り、川西珠算学院では基礎脳力の向上ということを第一目的とした指導を行います。通常の珠算塾のように検定試験もレベル到達の目安として行いますが、検定試験について誤解のあるケースが多いのが実状です。お子様の学習状況の実態を正しく知って頂く為にも、また、珠算や暗算の検定試験について正しい理解を得て頂く為にも、以下について、是非知っておいてください。
検定試験は、そろばん教室によって難易度が「全然」違います
厳密にいうと所属している珠算連盟や珠算協会によって違う、ということになりますが、一例を以下に示しておきます。
検定試験難易度の違い例
検定試験難易度の違いの例(珠算10級見取算)
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検定試験難易度の違いの例(暗算5級見取暗算)
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専門家でなくても、一目見てわかるほどの明確な違いではないでしょうか。
同じ桁数、行数(口数)でも難易度は違う
さらに細かく言えば、例えば、以下の3つの見取算(加減算)は同じ桁数、行数(そろばんでは口数と言います)の計算ですが、それぞれ難しさが違います。
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川西珠算学院が実施する検定試験の難易度は最高レベル
上記、いずれのケースでも当学院のカリキュラムは(検定試験の難しさとしては)他の珠算連盟の同レベル(同じ級)のものよりも格段に難しくなっています。これは、当学院では目先の検定試験の合格を得ることだけを目的とするのではなく、子供たちの基礎的な学力を含む基礎脳力の向上を第一目的としているからです。そのために最適な珠算連盟の検定を採用しているということです。
ここでは加減算(見取算や見取暗算)の例しか挙げていませんが、当学院では、掛け算や割り算も、同じ桁の計算であっても、より思考力や基礎的な力がつくようなカリキュラムとなっています。
検定試験難易度の違いは教育ポリシーの違い
検定試験の難易度が団体によって違うというのは、それぞれの団体のポリシーが違う為ですが、当学院では実社会でそろばんを使って計算する機会が皆無と言っていい現代において、珠算技能の向上を目的とするだけでは不十分だと考えています。
それよりも、総合的な学ぶ力や集中力、挑戦する力、それを乗り越えていく力、さらには、今後、AI時代が本格化しても通用する力を育むことに重点を置いており、その為に最適なカリキュラムや試験制度を採用しています。
※AI時代に必要な教育についてはこちらのコラムでも掲載しています。是非、併せてご覧下さい。
他の珠算塾で習っている生徒と検定取得級で比べるのは難易度が違うので無意味
よく、お友達もそろばんを習っていて6級だから負けている、と比べる方がいらっしゃいますが、そもそも難しさが全然違うので比べることにほとんど意味はありません。
目安だけお伝えしておくと、他の珠算塾の生徒さんが転塾で当学院に来た場合、2段階下の級からスタートするケースがほとんどです(前塾で6級だった場合は8級から)。3段階下の級からになるケースも少なくありません。
検定試験だけを目的とすると暗算も筆算式になりがち
また、当学院では、暗算も同様に検定合格だけを目的としません。先ほどの3桁の計算を検定合格だけを目的とすれば筆算式で1桁ずつやっても、そこそこ点数が取れてしまうからです。珠算式暗算の本当の良さは3桁を一気に処理できる力です。
まとめ
いずれにしても、検定試験の難易度がそろばん教室によって全然違う為、検定試験の取得級で珠算や計算、暗算技能や能力を単純比較できないということは確かです。
このページにも挙げた教育ポリシーがご家庭のお考えと合うか合わないかは、お子様にとっても保護者の方にとっても大切な要素だと思います。お子様にそろばんを習わせる際に見落としがちである、とても重要なことでもあります。
そろばん教室に入会する際には、こうしたそろばん教室ごとの教育ポリシーを確認することを強くお勧めします。
川西珠算学院が向く方 | 川西珠算学院が不向きな方 | |
検定試験について | 目先の珠算検定よりも総合的な学力向上を目指す方 | とにかく珠算検定試験の進級を優先したい方 |
暗算について | そろばん式暗算(珠算式暗算)の能力を身につけたい方 | 暗算よりも珠算(そろばん)の技能向上を優先したい方 |
計算力について | 計算力だけでなく、長い目で見たときに役に立つ力を身につけたい方 | 計算力の向上だけが目的の方 |