先日、出張のついでに広島の平和記念資料館に行ってきた。
子供の頃、一回行った記憶があって、「人影の石」の記憶だけが強烈に残っている。


ただ、それ以外の記憶はあまり無く、大人になって、結婚して、子供もできて、中東やアフリカで何度も仕事してきた今行くと、また違った感じ方をするだろうなとは思っていた。
ちなみに、倅は6年ほど前に小学校の修学旅行で行ったけど、倅自身も、子供の頃よりも大人になってから行った方が多くのことを感じ取れるのではないかと言ってた。
そんな色々な思いもあり、数年前から、もう一度行ってみたいなと思ってたところ、良い具合に出張が入ったので、少し足を伸ばして訪れることができた。
広島平和記念資料館は6年ほど前にリニューアルされたようで、とても綺麗になっていたし、一人で車を運転して行ったけど、全く問題なかった。基本的に駐車場は無いのだけど、私のような身体障害者は守衛さんに伝えると、身障者用の駐車スペースまで車を誘導してくれて、館内もバリアフリーになっているので問題無い。おまけに身障者手帳を見せると入館料もかからなかった。
そして、やはり・・・というか、自分が想像していた以上にショックだった。原爆が投下された後の、子供を憂う親の気持ち、親を思う子どもの気持ち、家族や仲間の安否を気にかけつつも、自分自身も生きながらえるかどうかもわからない凄惨な状況などなど、絵や写真、文章で丁寧に描写されていて、筆舌に尽くし難い感情が自分の心を支配した。外国人観光客もたくさん訪れていたけど、被爆者を哀れむ気持ちは、国境、人種、文化・慣習の違いを乗り越えて共通する。涙を流している外国人観光客も目にした。世界中の多くの人たちに訪れて、見てもらいたい場所だなと率直に思った。
通常は1時間程度で見て回れると聞いていたけど、私は2時間以上はいたんじゃないかな。それほど、この歳になってからの訪問は感じることが多かったということだと思う。


世界が、核兵器を含め、軍縮に向かうことを切に願うが、今の世界情勢は、自国ファーストな情勢が蔓延ってる良くない状況。あちこちで「囚人のジレンマ」が起こってる残念な状況と言えるかもしれない。
戦争のない、平和な世界を求める思いが揺るぎないものになった、貴重な機会だった。

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