2024年8月 車椅子家族旅行記(沖縄) 1日目

 2024年8月の沖縄那覇への家族旅行の記録。自分用の備忘録ですが、車椅子で伊丹空港から旅行する人には役に立つかもしれません。あと、飛行機好きな人が興味を持つかもしれないトリビアもちょこっと入れつつ回顧。

目次

日程

 今回の日程は、2024年8月12日(月・祝)〜15日(木)。

初日(8月12日)
JL2087便
ITM 14:50 – 16:50 OKA

 車椅子ユーザーになってから初めての沖縄。自走用のオーダーメイドの、お高い車椅子を購入予定で、身障者補助の事前申請をしていたけど今回の旅行には間に合わなかった。(泣)
 というわけで、今回は一般で市販されている車椅子を旅のお供に沖縄へ。

ペットホテルについて

 今回は愛犬、プー太はペットホテルでお留守番。使ったペットホテルは伊丹空港近くのドッグサロンNeNe。初めての利用なので他店も含めて色々検討したけど、一番良さそうだったので、今回はこちらでお世話になることに。

 料金は、小型犬スタンダードルームで、5,600円×3泊、延長料金450円×2時間、ハイシーズン料500円の合計18,200円也。

 このペットホテルでは、旅行中、車も預かってくれて、伊丹空港への無料送迎もしてくれる。だけど、車椅子もあるので、伊丹空港の駐車場に停められるのであれば自分の車で行った方が都合が良い。

車を預けるには

 大阪国際空港駐車場予約サービスというサイトがあって、事前予約も可能だったので予約開始日に挑戦。通常は、出庫予定日の61日前午前0時からの予約らしいけど、夏休みのせいか一斉予約期間で、7月2日の夜中に予約受付開始。予約日時になってすぐに予約しようとしたけどアクセスが多かった為か、なかなか繋がらなくて予約が取れないかと思った。結局はなんとか取れたけど、もし予約できなかったらペットホテルで車も預かってもらうつもりだった。入庫予定時刻は出発の1時間半前の13:20で予約。

 駐車料金とは別に予約料金1,000円も必要だけど、お盆期間だし、確実に停められる安心料と思えば安いもの。普通だったらペットホテルで車も一緒に預かってもらった方が料金的には安いと思うけど、私は空港の駐車場は身障者割引が使えるので、空港の駐車場に停めても、同じくらいか寧ろ安いくらいだと思う。

伊丹空港の駐車場

 そんなこんなで、プー太を預けて、いざ空港へ。伊丹空港の駐車場はお盆で混んでるだろうから、入場するまで時間かかるかもなと思ってたら、入り口は予約車専用入口というものがあって、待つことなくあっさり入場できた。

 ゲートのところでインターフォンを押して、ゲートのところにあるカメラに身障者手帳を見せると、身障者割引で停められる。後で記録を確認したら入庫時間は12:37だった。

 それにしても数年前にリニューアルしてから伊丹空港の駐車スペースはすごく使いやすくなった。車で飛行機に乗る人を送って行って、車はすぐに出る場合に使える降車専用レーンが5分まで無料だったり、それとは別に15分まで無料で車を停められる送迎スペースができてたりで、感動するくらいの使いやすさになってる。我が家は3泊4日停めるので駐車場に停めたけど、来月修学旅行の倅の送迎は送迎スペースが使えるかなと思ってる。

 予約していた予約エリア内の障がい者等専用スペースへ駐車し、ターミナルビルへ。今回もJALでの旅行だけど、この日は8月12日。そう、御巣鷹の事故があった日だ。やたらネットで御巣鷹山の記事が出てくるなと思ってたけど、もしかしたらスマホやPCで伊丹空港の駐車場の情報を調べていたからかもしれない。

日本航空123便墜落事故

 ちょっと脱線するけど、御巣鷹の日本航空123便墜落事故のニュースは当時高校生だった私には衝撃的だった。単独機としては世界最悪の航空事故らしく、墜落した機体のニュースを読んだテレビのアナウンサーが

「ジェイエーエル、ジャルと書かれた機体が見えます」

 と言ってたのを鮮明に覚えている。

 ちなみに、信頼できる某情報スジから聞いた話だけど、この時の機長の高濱機長は、この墜落事故で亡くなり、高濱機長には過失など全くなかったにも関わらず、事故後は高濱機長の家にイタズラ電話が数多くかかってきたそうだ。しかも、電話番号を変えても変えてもイタズラ電話は止まなかったらしい。当時はSNSなど無いのにどうやって調べたのかと思うと同時に、高濱機長のご遺族が気の毒でたまらない。
 今、JL123便は欠番になってるけど、他に航空便名で欠番になってるものってあるのだろうか。

伊丹空港ターミナルビル

JALスペシャルアシスタンスカウンター

 閑話休題、車を置いてターミナルビルへ。まずは伊丹空港のJALスペシャルアシスタンスカウンターへ向かう。ここは私のような身障者など手伝いが必要な乗客の手続きや荷物預かりをしてくれる。親切に対応してくれるのでとてもありがたい。

昼食

 チェックインも含め、一通り手続きを終えたら、昼食を食べようとウロウロ。リニューアルされてから伊丹空港を利用するのは私自身はたぶん2回目で、お店がすごく増えてて迷子になりそうなくらいターミナルビルは充実していた。羽田空港もそうだけど、伊丹も飛行機に乗らない人が来ても楽しめる場所になっている。

「何食べようか?」

 などと家族で相談しながらレストラン街をプラプラしたけど、お盆のためかどこも待ち行列ができてる。車椅子で少しだけ早めに搭乗口に行かなければならないし、あまりモタモタしている訳にもいかず、どうしようかと話をしてたら、かーちゃんが、このエレベーター降りたところにインフォメーションがあるから、そこで手荷物検査を過ぎてから食べられるところがあるかを聞こう、と提案。

 ってか、

「なんでこのエレベーターを降りたところにインフォメーションがあるのを知ってるんだ。職員さんですか。もしかして、俺に内緒で伊丹空港でバイトしてないか?」

 と思うほどターミナルビルについて詳しかった。インフォメーションで確認したら、手荷物検査後もフードコートみたいなのがあることがわかったので、とりあえず先に手荷物検査を終わらせることにした。

 普通の人が通る金属探知機のゲートは、私はペースメーカーを入れてるので通らず、別の通路から通過。その後、接触検査を無事終えフードコートへ。

 昼食は食べられれば何でも良いよ、と思ってて、倅に好きなものにしていいよ、と言ってたにも関わらず、神座(ラーメン屋)を発見した私は、神座のラーメンが食べたい、と主張。2年ほど前から

「久しぶりに神座のラーメンを食べたい」

 と、ずっと思ってたので、こんなタイミング、場所で念願が叶うとは思ってなくプチハッピー。

 それにしても、久しぶりに来た伊丹空港はほぼ外国だった。日本人の方が少ないんじゃないかと思うくらい外人さんだらけ。ラーメンを食した後、自販機でお茶を買って搭乗口へ。

搭乗

 (自分の)車椅子にのって待ってたら搭乗口の係員のお姉さんがやってきて、機内案内用の車椅子に乗り換えて頂けますか、と促された。そして機内まで行ける車椅子に乗り換えたけど、この車椅子は自分で漕げないので、一人で出張とか行く場合はギリギリまで自分の車椅子の方が良いと思う。

 そして優先搭乗で機内へ。機内案内用の車椅子って良くできてる。機内に入ったら肘掛けを外しますね、と言われ、それまでついてた肘掛けが無くなった。そうすると、通路をギリギリ通れる幅に車椅子が変身。

「すごいなー、よくできてるなー」

 と感心しっぱなしだった私だけど、元CAのかーちゃんは、こんなのは当たり前よ、と私が感心する方が不思議な様子。久しぶりの飛行機での旅行、大好きな沖縄への旅行でテンションアゲアゲな私。そんな時、機内に入るとJALの搭乗時の音楽が流れてて喜びMAX。

プライオリティ・ゲストセンター

 今回は航空便を予約後、プライオリティ・ゲストセンターという、私のように手伝いが必要な乗客のヘルプをしてくれるところに電話をして座席指定の相談に乗ってもらった。トイレのすぐ近くの座席だったらトイレは自力で行けるかもしれないと思ったので、その旨伝えると往路はトイレのすぐ近くの席を確保してくれた。ちなみに復路はその席が空いてなかったので、少し離れた席を確保。

車椅子ユーザーの区分

 元CAのかーちゃんによると、私はたぶん一番助けが必要なWCHCというのに該当すると思うと言われた。なんでも、車椅子ユーザーが、どのくらいの歩行が可能なのか、あるいは不可能なのかによって、きめ細かい対応、手伝いをしてくれるらしい。もう退職して20年くらい経つのによく覚えてるな。

 参考までに

WCHC – wheelchair cabin=一人で歩けない
WCHS – wheelchair stairs=一人で歩けるが階段の昇り降りはできない
WCHR – wheelchair ramp=一人で階段の昇り降りはできるが長距離の歩行はできない

と分けられている。かーちゃんは社内用語かもと言ってたけど、IATAのコードなので航空業界全体で使われているもののようだ。

IATAコード

IATAというのはInternational Air Transport Associationの略で、国際的な航空会社の業界団体。冒頭で表記した

JL2087便
ITM 14:50 – 16:50 OKA

のJL(日本航空)、ITM(伊丹空港)、OKA(那覇空港)もIATAコード。空港は3レターコードと言い、羽田はHNDだし、成田はNRTなど比較的覚えやすい。また、ベトナムのホーチミンはSGNでこれは旧名のサイゴンから来ていたりと色々面白いので、興味のある人は調べてみると良いかも。
 あと、航空会社のコードは2レターコードで2文字。日本航空はJL、全日空はNH。NHは「日本の飛行機」の略ではなく、ANAの創業時の社名が「日本ヘリコプター輸送(Nippon Helicopter)」だったから。

 旅行記に戻ろう。

那覇空港到着

 那覇空港到着。私のように車椅子での移動が必要な乗客は最後の降機。ここでも空港職員さんとCAさんに手伝ってもらって、まずは機内用の車椅子で機外へ。飛行機を降りたところには、自分の車椅子を持ってきてくれていたので乗り換えて移動。PBB(ボーディングブリッジ)から搭乗ゲートを過ぎ、ターミナルのところに来てもグランドスタッフのお姉さんが車椅子を押してくれていた。申し訳ないので、ここで大丈夫ですとお礼を言って、預け荷物を受け取るためにターンテーブルへ。

バリアフリーツアーセンター

 荷物を受け取った後、まずは、搭乗口を出た近くにあるバリアフリーツアーセンターへ。そこでバリアフリー観光ガイドというフリーペーパーをもらったり地図をもらった。あと、自分の車に貼る車椅子のマグネットとかをそのうち買わなきゃなーと思ってたのだけど、うちなーデザインのものが売ってたので購入。700円だったかな。沖縄らしいデザインが気に入ったのと、普通の車椅子ステッカーのデザインと違って、自分で(車椅子を)ガンガン漕いでる感じが出てるのが素敵♪

ゆいレール

 空港からホテルは今回はゆいレールで。ゆいレールに乗るのも久しぶりかな。今回のホテルはホテルパームロイヤルNAHA国際通り。最寄りの駅は牧志で、ホテルへは駅から近かったのと、車椅子でゆいレールがどんな感じかを知りたかったのでタクシーではなく、ゆいレールを利用。

 駅で切符を買ったら駅員さんがついてきてくれた。

「切符お借りしましょうねー」
「車椅子押しましょうねー」
「エレベーター行きましょうねー」

 おぉ、これぞ、ザ・沖縄。沖縄の人の柔らかい言葉、大好き。
 一番最初に沖縄に来た時は、居酒屋とかで

「片付けましょうねー」

 って言われて、一緒に片付けなきゃいけないのかと思ったり、空港でレンタカー屋の送迎の車に乗る時に

「荷物、積みましょうねー」

 って言われて、自分で荷物を積まないといけないと思ったことを思い出す。

 駅員さんにスロープを出してもらって乗車。牧志駅でも駅員さんがいてくれてスロープを準備してくれた。ありがたい。

 牧志駅からは徒歩(私は車椅子)で約5分でホテルに到着。今回は新館RAMタワーのRAM デラックスツインという部屋を予約。私はエキストラベッド。笑

夕食は国際通りのれん街

 荷物を入れて、夕食へ。この日は国際通りのれん街へ。

 車椅子ユーザーに必要な情報としては

・メインの入り口のドアは引き戸ではなく開き戸
・地下とか2Fとかあるけどエレベータはある
・車椅子でも大丈夫な店はたくさんある。
・1Fには多目的トイレもある(けど私は行ってないので未確認)

 我々家族は、「ごう」という焼き鳥の店をチョイス。イキのいいお兄さんが椅子をどけてくれて、車椅子でも大丈夫なようにしてくれた。車椅子なので酒は呑まないでおこうかなと思ったけど、生ビールを一杯だけ。あと、結構好きだけど最近食べてなかったぼんじりが美味しかった。

 食事を終えた後は帰り道にあるファミマに寄って部屋呑み用のオリオンビールとつまみ、翌日の朝食を調達してホテルへ戻る。朝食はホテルで付けることも考えたけど、かーちゃんと倅は2日目、3日目は朝早くからダイビングだし、お盆で混むだろうと予測して3日ともコンビニ調達で済ませました。

2日目につづく。

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