幼児教育としてのそろばん学習

 弊社の特徴の一つとして、幼児教育に強いということがあります。言い方を変えると、そろばんを使った幼児教育メソッド(未就学児教育メソッド)を持っているということです。このメソッドの礎になっているのが、そろばん教育、暗算教育と、それに関係する幼児教育理論への造詣です。特に初等教育との違いの理解は極めて重要です。
 しかし、これが十分に理解されていないケースも多く、就学前の子供にリスクのある教育がされていることが少なくありません。

 英語(英会話)を学ぶのに、中学生から学習するのと、幼児のうちから学習するのでは最適な方法論は変わります。これと同様に、そろばんや暗算も小学生から学習するのと、就学前児童が学習するのでは最適な方法論は変わります。

 就学前というのは、ある意味、知能教育の黄金期です。知育に力を入れるのであれば、この時期を逃さないというのは確かに合理的です。弊社は海外でのそろばん教育、暗算教育の実績も豊富で、これまで、幼児教育先進国であるスウェーデンの関係者や、幼児教育の盛んなシンガポールの先生に対して、講演やノウハウ提供なども行ってきました。大切なことは詰め込み教育ではなく、情緒を育てる教育も併せて施されているということです。

 少し話は脱線しますが、シンガポールのプレスクールで標準的になっているのが、ドラマというアクティビティです。演劇的手法を使って、コミュニケーション力・協調性・表現力を養うことを目標とした教育法です。子供たちはプレスクールで、こうしたアクティビティを通じて、人間性も養うのです。

 そのシンガポールの幼児教育では、ドラマのほかに、語学は英語とマンダリン(Mandarin:標準中国語)、そして、これと並んで、そろばん教育やそろばん式暗算教育が多くのプレスクールで取り入れられています。シンガポールでの未就学児にかける教育費用というのは非常に高額ですが、そろばん教育の価値が高く認められていて、そのプレスクールに高品質なそろばん教育があるかどうかは、保護者がその施設を選ぶかどうかの基準の一つになっています。

 日本でも、一部のインターナショナルスクール(インターナショナルプレスクール)や幼稚園、こども園などでは、そろばん教育が取り入れられていますが、現状は、高品質の幼児向けそろばん教育が受けられるところは私の知る限り、見当たりません。「そろばんは日本の伝統的な教育法」にも関わらず、少なくとも幼児へのそろばん教育に関しては海外の方が先行しています。弊社へのお問い合わせ、お引き合いも海外からの方が多くなっています。

 高品質な幼児教育は、確かに費用的には高額になります。これはそろばんも同様で、幼児への高品質なそろばん教育は、運営側にもお金はかかります。しかし、今は幼児教育無償化の為の補助金があったり、民間の学童保育への補助金もありますので、保護者の負担はある程度は抑えられます。知能教育の黄金期である幼児への教育費は将来への投資と捉えれば決して高くはないでしょう。

 弊社にも少しずつ、日本国内の学習塾や認可外保育施設、民間学童保育施設、バイリンガル幼稚園などから、弊社ノウハウの導入や提携のお問い合わせが増えてきました。これらの施設で行われている課外授業への導入もあります。学習塾の海外進出をにらんだ場合、幼児への高品質なそろばん教育を導入するというのは有効は方法であることは間違いありません。

弊社の「そろばん教育ノウハウ提供サービス」

目次
閉じる