珠算式暗算(そろばん式暗算)を身につけるのに必要なコト

 川西珠算学院の子供クラスでは、特に珠算式暗算(そろばん式暗算)の計算力(暗算力)をつけるということに力を入れています。珠算式暗算は、頭の中にそろばんの珠をイメージし、そのイメージしたそろばんの珠を動かしていくことで計算を行うものです。珠算式計算は学校で学習する筆算とは計算のメカニズムが違います。

 筆算とそろばんの計算メカニズムの違いはコチラを参照

 珠算式暗算では頭の中のイメージを動かすのですが、大人にとってはこれがなかなか難しいです。しかし、頭の中のそろばん珠のイメージを動かすのは子供だって簡単ではありません。
 大人が珠算式暗算(そろばん式暗算)を習得しにくいのは、子供のように頭が柔らかくないからだ、と言われることがあります。しかし、大人がそろばん式暗算を習得しにくい根本的な原因はもっと違うところにあります。

 その根本的な原因とは、頭の中のイメージを動かすのが難しいというよりも、なかば計算力がある為、イメージを動かすより先に答えがわかってしまうということです。すなわち、頭の中のイメージそろばんを純粋に動かして計算をするというよりは、先に答えがわかってしまって、それに合わせて頭の中のイメージを修正してしまうということです。

 例えば15+58という計算があったとしましょう。珠算式の暗算の練習(上達途上)ではイメージがぼやける為、この計算をした時に例えば72とか83のようなイメージになることがあります。4つある下側の珠が2とか3のような場合にイメージがぼやけたりすることが多いです。

 純粋にイメージを動かす練習をすれば、(72や83のような)間違った答えが出ます。そして、その間違い直しの練習をする中で少しずつイメージを固めていく練習をします。しかし大人のように、筆算での計算で答えがわかっていると、15+58の十の位が8になったり、一の位が2になるのはおかしいと気付いてしまって、筆算式で出ている答えになるように頭の中のそろばんイメージを修正してしまいます。これが大人の珠算式暗算の習得を妨げる一因となっているということです。

 実は珠算式暗算を習得しにくいのは、大人だけでなく、学校や公文式などで計算ドリルを大量にこなし、筆算としての計算力が身についてしまった子供も同様です。理由は上記に挙げた通りです。ですから、計算力がついてしまった子供の場合も、筆算の答えにイメージを寄せてしまわないようにするのがそろばん式暗算の上達の秘訣です。

 教室では先生から、今は間違っても良いからイメージを動かすようにと、口酸っぱく指導をしています。珠算式暗算の上達の為には、点数だけで判断して叱ったりしないことが最も大切です。点数が良くてもイメージを動かしていなければダメですし、点数が悪くてもイメージを動かしていれば、必ず珠算式暗算は上達します。

 川西珠算学院の運営会社、株式会社WakuWaku&Lifeでは、大人向けの教室も運営しており、大人が珠算式暗算を身につけるためのトレーニングノウハウを持っています。 筆算の答えにイメージを寄せてしまわないようにするには、きちんとしたトレーニング方法に基づいて練習することが大切です。 大人の為の珠算式暗算(そろばん式暗算)習得コースコチラです。

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