「そろばんアプリでもいいのでは?」「オンライン教室のほうが送迎の負担がない」——タブレット学習が当たり前になった今、そう考えるのはごく自然なことです。
結論から申し上げます。そろばんという技術の習得が目的であれば、デジタル教材でも十分です。しかし「子どもの脳を育てる」ことが目的なら、話は変わります。
このページでは、川西珠算学院が通塾での対面指導をお勧めする理由を、3つの観点から説明します。
タブレット学習やAI教材は、そろばんの代わりになりますか?
最近はAIを搭載したタブレット学習やオンライン教室も増えています。単なる技術の習得だけであれば、AIやオンライン学習でも良いでしょう。
しかし単なる技術の習得では「AIに使われる能力」しか身に付きません。AIを使いこなす側の人間になりたいのであれば、AIが苦手な人間らしい能力や感覚を身につける必要があります。
少し言い換えます。学校の勉強で教科(知識)を学ぶのは、いわば「車に荷物を積む」作業です。デジタル教材は、この積み込みを非常に効率よくしてくれます。ここはデジタルの得意分野です。
一方、当学院がそろばんで行っているのは「脳というエンジンの排気量そのものを上げる」作業です。荷物を積む前に、運ぶ力を大きくしておく。川西珠算学院が創った言葉に基礎脳力というものがありますが、この基礎脳力の向上を第一の目的としています。
そして、このエンジンを大きくする作業だけは、まだ画面の中では代わりが利きません。理由は大きく3つあります。
理由① 指先は「露出した脳」— 画面のタップでは届かない刺激
そろばんの珠を弾く際の木の感触、指先に伝わる微細な振動。この「触覚」の刺激は、画面をタップするだけのデジタル学習では得られません。指先は「露出した脳」と呼ばれ、物理的な刺激こそが脳細胞を最も活性化させます。
タブレットの操作は、どれだけ精巧に作り込まれていても、指に返ってくるのは同じガラスの平面です。珠の位置、押し返す抵抗、隣の珠に当たる小さな衝撃——そろばんは、指が受け取る情報の量が桁違いに多い道具なのです。
そして、この触覚の記憶はそろばんを離れたあとに効いてきます。珠算式暗算は、頭の中にそろばんを思い描いて計算する技術です。実際に珠を弾いた指の感覚があるからこそ、頭の中のそろばんは鮮明になります。論理を司る脳だけでなく、直感やひらめきのイメージ脳を発達させるこの「脳のベース」があれば、後に進学塾へ行った際、難問に対する理解力や処理能力で圧倒的な差がつきます。
画面の上を滑らせただけの指では、この像は結びにくいのです。
理由② 教室の「場」が放つ、非言語のエネルギー
教室に響くパチパチという音、隣の仲間の研ぎ澄まされた集中力、そして先生が発する「見守っているよ」という無言の眼差し。これら五感で感じる「空気感」は、AIには再現不可能な「脳への栄養」です。
自宅で一人、画面に向かうとき、お子さまの集中を支えるものは本人の意志だけです。しかし教室では、まわりが黙々と手を動かしているというだけで、自然と背筋が伸びます。「集中しなさい」と言われて集中するのではなく、集中せざるを得ない場に身を置く。この差は、毎週積み重なると決して小さくありません。
やり抜く力は、指示ではなく環境から育つ。当学院が60年の指導で確信していることのひとつです。
理由③ AIには読めない「心の揺らぎ」を、指と表情から読む
AIはデータを分析しますが、子どもの「心の揺らぎ」までは感じ取れません。当学院では、お子さまの指の迷いや表情からその日のコンディションを察知し、最適なタイミングで声をかけます。この「心と心が共鳴する指導」があるからこそ、子どもたちの脳は「本気」になり、潜在能力が引き出されるのです。
学習アプリが見ているのは、正解・不正解と解答時間です。それはそれで正確な情報ですが、「今日は少し元気がない」「この問題の前で毎回手が止まる」「本当はわかっているのに、自信がなくて確認している」——同じ一つの不正解でも、その裏側にある原因はまったく違います。そこを読み取るのが指導者の仕事だと考えています。
また、普段のお子さまの様子などは年に2回、当学院が実施する個人懇談で保護者様とシェアします。多感な子供たちの「心の揺らぎ」「気持ちの浮き沈み」「心理状況」などをご家庭と共有するからこそ、健全なお子さまの成長に繋がると私たちは考えています。
▼ 言葉より、一度ご覧いただくのが確実です
どんな音がして、どんな声かけをしているのか。教室の空気は、文章では伝えきれません。無料体験は、そろばんが初めてのお子さまでも大丈夫です。
コース一覧・月謝を見る / 教室案内を見る / 空席状況を見る
では、オンラインはまったく無意味なのか?
いいえ。当学院自身が、オンラインコースとハイブリッドコースをご用意しています。
ここまで対面の意味を書いてきましたが、「通えないなら諦めてください」とは考えていません。ご家庭の事情、送迎の負担、きょうだいの予定——通塾のハードルは、ご家庭ごとに本当にさまざまです。学ぶ機会そのものを失うくらいなら、オンラインで続けていただくほうがはるかに良い。それが当学院の立場です。
どの形が合うかは、ご家庭によって本当に異なります。たとえば、次のような通い方があります。
- まずはオンラインで始めて、生活が落ち着いてから通塾へ切り替える
- 遠方のためオンラインを基本にし、長期休みなどに教室へ通う(ご希望があれば可能です)
大切なのは「対面か、オンラインか」の二択で考えないことです。どの形がご家庭に合うかは、無料体験の際に一緒に考えさせてください。
「一生モノの自信」を、その手に。
10年後、20年後のAI時代。単純な知識や計算速度の価値は下がっても、「五感をフルに使って深く思考する力」や「泥臭く目標に挑む力」の価値は、かつてないほど高まっています。
川西珠算学院は、豊中市で60年、親子三代にわたって選ばれ続けてきました。 「読み書き計算」を始める前に。 AIには真似できない「リアルな体験」を通じて、お子さまの脳に一生モノの最強のエンジンを積み込みませんか。
よくあるご質問
- そろばんアプリやタブレット教材では、同じ効果は得られませんか?
-
技能の習得という点では、デジタル教材でも上達します。ただ当学院が重視しているのは、指先の触覚や教室の空気といった、画面の外にある刺激です。珠算式暗算も、実際に珠を弾いた指の感覚があるほど頭の中のイメージが鮮明になります。アプリを併用いただくのは構いませんが、置き換えにはならないとお考えください。
- オンラインコースでも、対面と同じように見てもらえますか?
-
画面越しでも、指の動きや表情はかなり読み取れます。ただし教室の「場」の力——まわりの仲間の集中が伝わってくる感覚——だけは再現できません。そのため、可能な範囲で通塾を組み合わせるハイブリッドをお勧めしています。
- 送迎が難しいのですが、通塾は無理でしょうか?
-
いいえ、いくつか方法があります。オンラインコースであれば、送迎そのものが必要ありません。ハイブリッドコースなら、通塾の回数が減る分だけご負担も軽くなります。また、教室は東豊中校・旭丘校・緑地校の3か所にありますので、ご自宅や学校からの動線で通いやすい校舎が見つかる場合もあります。どの形がご家庭に合うかは、無料体験の際に一緒にお考えします。
- デジタル機器に触れさせないほうがいい、ということですか?
-
そういうことではありません。AIやデジタル教材は、これからの子どもたちにとって不可欠な道具です。当学院がお伝えしたいのは「使いこなす側に立つための土台を、先に作っておきましょう」ということです。対立ではなく、順番の問題だとお考えください。
AI時代に必要な脳について、さらに詳しく
このページでは「デジタル学習との違い」に絞ってお伝えしました。そろばん教室そのものの選び方、当学院のカリキュラムの中身、検定試験の位置づけ、保護者の方の声などは、下記のページで詳しくまとめています。
- AI時代に必要な脳を育成するそろばん教室とは(総合案内・教室の選び方6つのチェックポイント)
- そろばん教室と学習系の習い事の違い(公文・学習塾と迷っている方へ)
- 当学院の検定試験について(検定合格をゴールにしない理由)
- 基礎脳力とは(川西珠算学院が創った言葉の意味)
- 保護者・生徒の声
▼ まずは教室の空気を体験してください
対面が合うか、オンラインが合うか。ご家庭の状況をうかがったうえで、無理のない通い方をご提案します。


