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川西珠算学院の卒業生の進路

 スマートフォンやAIが、どんな難解な計算も瞬時にこなす現代。「答えを出すだけなら機械で十分な時代に、なぜ今、そろばんを習うのか?」という疑問を抱かれるのは、非常に自然なことかもしれません。しかし、川西珠算学院が目指しているのは、単なる「計算の技術」を授けることではありません。私たちが最も大切にしているのは、AIを使いこなし、変化の激しい社会を生き抜くための「脳のエンジン」を大きく育てることです。

「知識」という荷物を積む前に「エンジンの性能」を上げる

 教育の世界ではよく、学習を「車」に例えることがあります。学校や塾で教わる知識は、いわば「車に積む荷物」です。それに対し、物事を理解し、集中して処理する根本的な脳の力(基礎脳力)は、その車を動かす「エンジンの排気量」や「エンジンの性能」にあたります。

 どれほど立派な荷物(知識)をたくさん持っていたとしても、それを運ぶエンジンの性能が低ければ、車はスムーズに動かず、遠くまで運ぶこともできません。反対に、エンジンの排気量さえ大きくしておけば、将来どのような知識を積み込んだとしても、それを自在に使いこなし、自らの力で力強く前進することができるのです。

 読み書き計算を本格的に始める前の初等教育期にこそ、まず優先すべきは、知識という荷物を増やすこと以上に、それを受け止めるための器を広げ、エンジンの出力を最大限に高めておくことなのです。

「イメージ脳」の発達が、将来の学習に圧倒的な差を生む

 具体的に「エンジンの性能」をどう上げるのか。その鍵は、頭の中にそろばんの珠を浮かべて計算する「珠算式暗算」にあります。珠算式暗算のトレーニングは「直感」や「ひらめき」を司るイメージ脳を爆発的に活性化させます。これは他の習い事ではなかなか得られない、そろばん独自の強みでもあり、こうしたことは、どのそろばん教室でも身に付くものではありません。闇雲にフラッシュ暗算の練習をしたり、検定試験対策の暗算練習をしてもAI時代に通用する基礎脳力は高まらないのです。川西珠算学院では特に、これからのAI時代に必要な要素を身につけてもらえるよう、独自の教材、独自のカリキュラムを使用して、お子さまの学習をサポートしています。こうした教材は、「答えを出す力より、答えを疑う力」を育み、「機械が速くなるほど問われる人間の地頭力」を育てます。

 この訓練を通じて作り上げられた「脳のベース」があれば、後に学校や塾での学習の際、難問に対する理解力や情報処理能力において、周囲と圧倒的な差となって現れます。これは単に「計算が速い」というレベルの話ではなく、脳の回路そのものが太く、強くなっているからこそ成せる業です。

「検定試験」はゴールではなく、心を鍛えるための「手段」

 川西珠算学院にとって検定試験の合格はゴールではありません。それは、目標に向かって努力し、極限のプレッシャーの中で本来の力を発揮する訓練を行うための「手段」です。

 指先は「露出した脳」と呼ばれます。そろばんの珠を弾く際の物理的な刺激、教室に響く音、そして仲間が放つ研ぎ澄まされた集中力。こうした五感をフルに使った体験は、デジタルな画面上では決して得られない「脳への栄養」となります。一つの弾き間違いも許されない緊張感の中で培われる「やり抜く力(GRIT)」や「自己管理能力」こそが、AIには代替できない人間ならではの強み、つまり「折れない心」を創るのです。

未来を生き抜く「一生モノの自信」を

 10年、20年後の未来、単純な知識や計算の価値は下がっても、「五感をフルに使って深く思考する力」や「泥臭く目標に挑む力」の価値は、かつてないほど高まっていくでしょう。

 お子様が今、教室でそろばんの珠に向き合っている時間は、将来の可能性を無限に広げるための「一生モノの基盤作り」に他なりません。私たちはこれからも、保護者の皆様と共に、大切なお子様の脳に「最強のエンジン」を積み込むお手伝いをしたいと考えております。この為には、個人懇談などを通じて、ご家庭としっかり意思疎通を行うことが益々重要になると考えております。

川西珠算学院の卒業生の進路

 こうした弊学院の教育カリキュラムと指導方針の成果は、卒業生の進路にも表れています。川西珠算学院の卒業生は北野高校や豊中高校といった難関校へ進学するケースが非常に多く、大学も京都大学、大阪大学への進学者を多数輩出しています。学歴というのは、人を評価する物差しの一つでしかありません。しかし、AIが急速に普及する時代、「思考の地力」が必要なことも確かです。その結果の進路であるということもまた事実なのです。

 また、川西珠算学院の講師陣も北野高校、茨木高校、豊中高校をはじめ、文理学科設置の進学校出身者が多数在籍しています。高い学力を自ら体現してきた講師だからこそ、「できる喜び」と「考える楽しさ」を子どもたちに伝えることができるのです。

 この春(この記事執筆時の2026年春)、京都大学の文学部に首席で合格したのは北野高校卒業の学生です。彼の脳のエンジン性能は、一般的な学生の2倍~3倍あっただろうと、同じくこの春、北野高校を卒業し京都大学法学部に進学した弊学院で学んだ学生も語っています。

 どこの高校・大学に行くかという表面的なことはさして重要ではありません。しかし、AIなどのツールが賢くなればなるほど、使う人間の「思考の地力」は問われます。こうした「思考の地力」を鍛えることこそが、川西珠算学院が標榜する「AI時代に必要な脳を育成する教育」なのです。

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