コミュニケーションの4領域

子供にとっては、数を認識することと数字を認識することは別物、ということは何度も書いてる通りですが、
実はこの違いが教育学上(カリキュラム上)、幼児教育と初等教育の境目でもあります。

以下の図をご覧下さい。

コミュニケーションの4領域

 

これはコミュニケーション(学習アクティビティ)の4領域のチャートです。左右で区切って見て下さい。左側が文字を使わないコミュニケーション(学習アクティビティ)、右側が文字を使ったコミュニケーション(学習アクティビティ)ですね。この左右の境目が幼児教育と初等教育の境目です。左側が幼児教育の領域、右側が初等教育の領域ということです。

公立の小学校に入学して一年生の一学期。小学一年生の時間割では、ほとんどの時間が算数か国語です。そして、国語の授業で一番最初に習うことが、ひらがなという文字で、算数では数を表す文字=数字です。

日本では幼児教育も盛んですから、一年生になる頃にはある程度の文字(数字)の読み書きができる子も多いのは事実ですが、就学前に具体物や音として認識してたものに文字(数字)を結びつけるというのが初等教育のスタートということになります。

「早熟型の脳」の子と「晩成型の脳」の子では、チャートの左領域の学習から右領域の学習へ移る最適期のタイミングに違いが出ます。特に幼児教育の場では、どのタイミングで左領域から右領域に学習を移行させていくのが最適なのか、子供一人一人の脳の発育状況を見極め、学習の進捗管理をすることが必要となります。

そろばんは二五進法

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さらに、今度は、このチャートを上下に分けて見て下さい。上が出力(アウトプット)学習、下が入力(インプット)学習だということにお気づきでしょうか。脳の発育状況に応じて、どれくらいの割合でインプット学習(あるいはアウトプット学習)をすべきなのかは、きちんと考慮しなければいけません。また、インプットやアウトプットも、どういう形でさせるのが最適なのかをきちんと見極めなければなりません。これは、幼児教育期から初等教育期の子供にとっては極めて大切な要素となります。

このページでは、数と数字を結びつけるということについて詳述しましたが、小さい子供にとっては10以上の数の理解が難しい子がいます。色々な理由があるのですが、1~9までは一つの数を一つの数字で表します。しかし10以上は、一つの数なのに2つ以上の数字で表記するということも理解を難しくしている要因の一つです。そろばんを上手に活用すれば、この理解を助けることはできますが、幼児に対して、そろばんをどう活用すれば理解の助けになるのか、ということは意外と知られていません。

そろばんは十進法の学習に最適という言われ方をすることも多く、これもあながち間違いではないのですが、そろばんは二五進法という特徴があります。当社は、この特徴を利用したオリジナルの幼児教育法を持っており、そろばんを使わずに二五進法を学ぶ当社のメソッドは海外でも活用されています。

 
 

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