介護予防(認知症予防)

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 海外事業と同様、2005年に弊社が新たな事業として取り組み始めたのが介護予防(認知症予防)事業でした。

   そろばんは指先を使うのだから認知症予防に効果があるはずだ

 この仮説から出発し事業を開始しましたが、脳科学研究機関の衝撃的な実験結果が出ました。それは、子供達と同じようにそろばんを(計算用途として)使っても限定的な効果しか得られないということでした。考えてみれば当たり前のことかもしれません。子供達がそろばんをやるのは計算能力を上げるのが目的。目的が計算能力の向上ではなく認知症の予防であるならば同じやり方をやって効果が出る方が奇跡です。学習目的が違えば、当然その学習方法が変わって当たり前。従来の子供のお稽古事と同じように学習していては、脳の活性化という目的を達成するのに十分ではない。もちろん従来の(子供がやるような)学習方法でそろばんを学習してもそれなりの効果は得られるでしょう。しかし、脳を活性化するという目的に対して最も効果を上げようと思えば残念ながら十分ではありませんでした。

 

 

そろばん式脳トレーニング

jyugyou そこで、弊社では2006年にそろばん式トレーニング(そろばん式脳トレーニング)というメソッドを開発・発表しました。まず、そろばんありきで考えるのではなく、どうすれば認知症予防に最も効果の得られるトレーニングができるかを追求しています。このそろばん式トレーニング(そろばん式脳トレーニング)には当初より自治体をはじめ各方面から多くの講演依頼を頂いておりますが、認知症問題が深刻化する中、ますます多くのお問い合わせを頂いております。

 厚生労働省による第6期の介護保険計画の中で言われている「新しい介護予防・日常生活支援総合事業」や地域包括ケアシステム、CCRC(Continuing Care Retirement Community)など、様々なケースでの活用をするべく活動を行っております。

 また、対象者も認知機能に問題のない高齢者だけでなく、MCI(軽度認知障害)レベルの方、実際に認知症を発症した方への有効なトレーニング方法も研究しております。認知症予防が待ったなしの大きな社会的課題であるということは贅言を費やすまでもありません。弊社でも、介護予防事業は高齢化する日本においては大きな社会的な意義を持つ事業だと認識しており、日本全国でそろばん式トレーニング(そろばん式脳トレーニング)をご利用頂ける環境作りを進めています。

ninchi1 さらに新しい総合事業関連でも、既に多くの自治体の担当者の方ともお話し合いを進めさせて頂いております。移行期間を経て30年度から本格化する総合事業。当該事業において、介護予防(認知症予防)に対する有力なソリューション候補という評価も頂いており、この大きな社会的課題の解決に弊社も力を注いで行きたいと考えております。